オムニチャネル・ラボ設立と弊社移転について
~"消費行動研究所"の発足~
2014年06月04日 15時00分
ストリートメディア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大森洋三、以下ストリートメディア)は、この度事務所を移転し、2014年4月19日より新事務所にて業務を開始いたしました。
また、2014年4月22日より「オムニチャネル・ラボ」を設立いたしました
1.オムニチャネル・ラボ設立の目的
生活者の価値観・行動の多様化、さらにデジタルサイネージやスマートフォンなど次々に登場する新しいコミュニケーションメディアの進化で、「実店舗」だけでの販売をすれば良い時代は大きく変わりつつあり、消費者が多数のチャネルを意識せずに買い物が出来る環境が必要不可欠になって参りました。そんな中、実店舗やオンラインストアをはじめとする、あらゆるチャネルが統合され、消費者の状況に応じて、どこからでも商品を購入できる「オムニチャネル」が注目を集めています。
実店舗やオンラインストアをはじめとするあらゆる販売チャネルや流通チャネルの「在庫の共有化」と、あわせて「プロモーションの共有化」をはかることで、消費者がどのような販売チャネルからでも同じ条件で商品を購入できる環境を構築し、一企業の「スケールメリットの最大化」をはかる事が「オムニチャネル化」の大きなメリットです。
ストリートメディアでは、中でもオンライン、オフラインでの「プロモーションの共有化」に着目しました。ネット上でもちいられる「Push型」の情報配信、「Pull型」の情報配信の仕組みを実店舗で可能にするために、「Push型」情報配信をデジタルサイネージで実現する仕組みを研究し構築、実現しつつあります。「オムニチャネル化」を深化させ、さらに実際に体験して頂くために、「オムニチャネル・ラボ」を設立致しました。
ラボではストリートメディアが持つ最新のテクノロジーやUI(ユーザーインターフェイス)、イノベート機器(新しい機材・機器)、最新型STB(セットトップボックス)等をご覧いただき、触れて頂けます。さらに、現在稼働中の、店頭でのプロジェクター、や実際の店舗に配置しているデジタルサイネージ筐体も展示しています。
メールマガジン等でもオムニチャネル・ラボから最新の情報を発信して行く予定です。
2.オムニチャネル・ラボでの取組み実例
(1) 山陽マルナカでの取組み
ストリートメディア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大森洋三 以下、ストリートメディア)、岡山放送株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:宮内正喜 以下、OHK)、株式会社山陽マルナカ(本社:岡山県岡山市、 以下、山陽マルナカ)、西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:村尾和俊 以下、NTT西日本)は、2014年5月9日(金)より、山陽マルナカの店舗において、デジタルサイネージ上で、「OH!マルナカTV(以下マルナカTV)」を提供し、「消費者に一番近い場所(店舗)での情報発信による購入促進」、および、「生活導線に密着した場所での地域情報配信」を開始いたしました。
(2014年5月8日ニュースリリース参照)
・ストリートメディア ニュースリリース
本取組みでは、地域に根ざした情報を投入する事で消費者への購入動機を広げたい山陽マルナカ。家庭のリビングにあるテレビのみならず消費現場に最も近い場所での情報発信をおこない、地域メディアとしてのサービス拡大を狙うOHK※1。「売れるきっかけを作る情報発信」から「買いたい情報を提供する」デジタルサイネージの運用技術とノウハウを持つストリートメディア。街なかにおける新しい生活文化の創造をめざすスマート光タウン構想を推進するNTT西日本の安定的なインフラ。
「マルナカTV」ではこれら4社のアライアンスとそれぞれが持つ特性を生かし、実店舗での売上に貢献するサービスが4月1日からスタート致しました。サービス開始から1ヶ月が経ち三陽マルナカ54店舗にて上記取組みが浸透し始め、順調に事業展開が進んでおります。
また当ラボの今後の取組みとして、デジタルサイネージとスマートフォンを連動させたサービス等を展開・情報配信をすすめ、デジタルサイネージをO2O※1やネットスーパー、OHKの地域情報番組に連携させ、オムニチャネル化※3を推進するメディアへと進化させること等を検討しております。
※1 フジテレビ系列、サービスエリアは岡山県・香川県。
※2 Online to Offlineの略称。ネット上の情報や行動を実店舗での購買につなげるマーケティング手法で、メールマガジンや携帯サイト割引クーポンを発行して来店を促す施策などが含まれる。
※3 実店舗やオンラインストアをはじめとするあらゆる販売チャネルが統合され、消費者の状況に応じてどこからでも同じように商品を購入できる環境を実現すること。
(2)スマートフォンアプリ
現在ストリートメディアのオムニチャネル・ラボでは、スマートフォンソリューションを用いた研究・事業を行っています。株式会社スポットライトが展開する、お店でポイントを貯めることが出来る「スマポ」、イオン店舗の店内モニターの前にて、映像に流れる音をスマートフォンで感知させる「サウンドキャッチ」、フジテレビジョンが展開する放映しているテレビ番組と関連した出演者情報やクーポンなどを、スマートフォンやタブレットに表示する「メディアトリガー」などの研究・事業展開に主に取り組んでいます。
・スマポ
現在90ブランド700ヶ所のチェックインエリアで展開され、スマートフォンを持って展開店舗に行くだけで、ポイントを貯める事ができる無料アプリです。事前にお気に入りの店をスマポで見つけ、そのお店に足を運んでチェックインボタンをタップすると、その場でポイントが貰える仕組みです。お店に直接足を運び、お店を知る事でポイントを獲得出来る新しい広告手法です。
・サウンドキャッチ
イオンの店舗で展開しているモニター(ストリートメディアが展開するデジタルサイネージを設置している店舗のモニター)の前で、サウンドキャッチアプリを起動して、映像に流れている音をスマートフォンでキャッチすることで、流れている映像や、連動する文字情報や商品説明など+αの情報を取得出来るスマートフォンアプリです。クリスマス店員コンテンツや吉本芸人が出演したお笑い編、自分に合った浴衣をコーディネートできるMYゆかたコーディネートなどスマートフォンと連動するユニークで面白いコンテンツを好評配信中です。
・メディアトリガー
放送しているテレビ番組に関連した出演者情報やクーポン等をスマートフォンやタブレットに表示する「セカンドスクリーンアプリ」。アプリには、時刻や任意のタイミングでコンテンツを表示する機能や、テレビの音声や映像に反応する機能を備え、イベントの進行に合わせた連動が可能です。
・ミネルヴァゲート
ミネルヴァゲートはNECが独自に開発した世界最高レベルの画像認識技術を利用したアプリケーションです。商品パッケージや看板、観光地ロケーションなどにアプリの入ったスマホをかざすだけで、埋め込まれたリンクに遷移させたり、動画を再生したり、クーポンを取得出来る仕組みです。様々な詳細情報をミネルヴァゲートは画像認識で表示させる事が可能です。
・アプリ比較チャート
(3)新機軸コンテンツ制作
現在ストリートメディアが推進する新機軸コンテンツ制作。「心が動いたときに購買が起こる」をコンセプトに掲げ、お買い得情報やチラシ情報などのシンプルなコンテンツではなく、その商品の持つシズル感を重視し、人の心を動かす「本当に売れるコンテンツ」を開発・制作を進めております。具体的には映像のみならず音にも重視したハイレゾ音源を利用し、ダブルスクリーンを利用したコンテンツです。(下記映像サンプル)
3.オムニチャネル・ラボ概要
(1)オムニチャネル研究・開発・顧客開拓・情報発信
(2)オムニチャネル・ラボ設置機材
・QRコード
・FeliCa
・iBeacon
・マイクロソフト キネクト for windows
・LEAP Motion
・NEXUS7(柏の葉ポイントシステム)
・スティック型プロトタイプSTB×2台 ・管理画面用STB
・ネットプロモーション用サイネージ
・インストラクションタブレット端末×10台
・柏の葉タッチパネル型デジタルサイネージ
・山陽マルナカ用デジタルサイネージ
・アインファーマシー用デジタルサイネージ
・ミラーサイネージ Novo-Ad(ノボアド)
・ストリートメディア展開面数表示タブレット×8台
・ストリーミング放送用機材
・会議室用プロジェクター
など
(3)オムニチャネル・ラボ写真
※実際のオムニチャネル・ラボ画像
(4)オムニチャネル・ラボ住所連絡先
住所 :〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331 3階307号室
電話番号 :03-6240-1880
FAX番号 :03-6240-1881
営業開始日:2014年4月22日
(5)オムニチャネル・ラボ 運営スタッフ
所長 谷 浩志
副所長 大森 洋三
事務局 廣瀬 純一
(6)新事務所概要
新住所 :〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331 3階307号室
新電話番号:03-6240-1880
新FAX番号:03-6240-1881
営業開始日:2014年4月19日
4.オムニチャネル・ラボ ロゴマークについて
ストリートメディアの「オムニチャネル・ラボ」のロゴは、「Omnichannnel」「Lab」の頭文字から、「OL」を1つの形に構成し、私たちストリートメディアが問題を解決するアイデアを生み出すという意味から「電球」をイメージするロゴマークを作成しました。
また、ただアイデアを生み出すだけではなく、私たちストリートメディアでは常にお客様の要望に「+α」を生み出す企業である事から「アイデアを表す電球」と「+」を、オムニチャネル・ラボのロゴマークとして表現しております。ロゴカラーにはストリートメディアグリーンをもちい、ロゴタイプには「Myriad」を単色の黒と、ボールド書体をもちいる事で企業としての力強さを表現しております。
以上
【この件に関するお問い合わせ先】
ストリートメディア株式会社
担当:廣瀬
E-mail:hirose@streetmedia.jp
URL:http://streetmedia.co.jp
Tel:03-6240-1880